ブラジル音楽を聴きながら~アントニオ・カルロス・ジョビン~

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先日、リオデジャネイロオリンピックがはじまったのを機に、ブラジル音楽をへヴィーローテーションにしています。

ブラジル音楽といえば、サンバ、ボサノヴァ、ショーロとありますが、僕の中では、断トツにボサノヴァの父と呼ばれる、アントニオ・カルロス・ジョビンの存在が全てです。

リオの国際空港は、ジョビンの名が付けられたアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港としてリオの玄関口となっていますが、そのことからも、ジョビンがブラジル国民に親しまれた偉大な作曲家であることがわかります。

ジョビンは、自宅のピアノの譜面台に、ラヴェルやドビュッシーなどの印象派の譜面が置かれていたそうで、ジョビンの音楽からも、印象派からの繋がりを感じる、洗練されたハーモニーに、クラシックの作曲家であることを思いますが、それでいて、ブラジルのポピュラーミュージックとしても成立していることが、まだ偉大に思います。

A Day In New York (2002)      MORELENBAUM2/SAKAMOTO

1. “Desafinado”
2. “Bim Bom”
3. “Insensatez”
4. “Coração Vagabundo” (10:38~あたりから)
5. “Falando de Amor”
6. “Chora Coração”
7. “Sabià”
8. “Tango” (Versão em Português)
9. “Chega de Saudade”
10. “Samba do Avião”
11. “Fotografia”

このアルバムは、坂本龍一(ピアノ)と、ジョビンのバックコーラスを務めた、パウラ・モレレンバウム(ヴォーカル)、ジョビンの曲のアレンジとバンドではチェロの演奏を務めた、ジャキス・モレレンバウム(チェロ)の3人よる、ジョビンのカバーアルバムです。
ボサノヴァの雰囲気もありますが、どこか室内楽のような響きがあり、ジョビンの音楽の核となる部分が、見事に表現された名盤です。

4. “Coração Vagabundo” 
は、ジョビンの後継者のような存在である、カエタ―ノ・ヴェローゾの名曲。酔っぱらうとこの曲が聴きたくなります(笑)

5. “Falando de Amor”
はジョビンの曲の中で、最も好きな曲で、コード進行を聴くだけで、メロメロになるほど、好きな曲です。(笑)

このアルバムでの坂本龍一さんのピアノ演奏は、ジョビンがよく使うシングルノートの演奏とは対称的に、複雑に重なった和音が印象的で、ラヴェルやドビュッシーを想起させる、ジョビンの音楽の新たな一面が垣間見れます。

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僕は、15年ほど前に、この3人のユニットのコンサートに訪れて、ヴォーカルのパウラ・モレレンバウムと握手しました(笑)
坂本龍一さんの大ファンである僕にとっては、坂本龍一さんとの距離、わずか1メートルに泣きそうになりました。(笑)
今でも忘れらない感動的なコンサートでしたが、15年経て聴いても、洗練された美しさによる色褪せない響きに感動します。
リオのオリンピックと共に、ジョビンの音楽も是非楽しんでみてください!

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