青葉市子 ニュー・アルバム

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青葉市子さんが3年ぶりとなる5thアルバム「マホロボシヤ」をリリースした。
「マホロボシヤ」は まほろばのある星 という意味が込められている。

最初 市子さんのライブに行ったのは 東日本大震災があった2011年3月。どうしていいのかわからないまま2週間ぐらいが過ぎた頃だったと思います。
彼女が鳴らしたクラシック・ギターの1音目に 体がふわっと浮き上がるような感覚がありました。
これは只者ではない という予感とともに もうすでに虜になっていました。それが彼女との出会い。
静かで 他の誰かの夢の中にいるような浮遊感。その中に自由さや棘のような痛みを併せ持ったような世界にどんどん引き込まれていきました。

デビューされてから 市子さんの才能に名だたる面々が魅了されていった。あのYMOの細野晴臣さんや坂本龍一さん、小山田圭吾さんなどとのコラボレーション、マヒトゥ・ザ・ピーポーさんとのユニットNUUAMM、寺山修司さん原作 維新派松本雄吉さん演出の「レミング」出演 と短い間にどんどん活動の場を広げていきました。
そして 久しぶりのニュー・アルバム発売。
正直 僕はとても不安でした。
YMOは偉大やし、尊敬しているけれど 市子さんの魅力とマッチしないと感じていたからです。
実際 映像で観た細野さんのライブに参加した市子さんのパフォーマンスは???やったし、京都の磔磔での小山田さんとのライブは 小山田さんのノイジーなギターが一つも効果的に絡んでいなかった(ファンゆえにそう感じた)
そんな感想、イメージを抱いていたので、独特の時間が流れる市子サウンドが新しいポップスの影響を過剰に受けて 凡庸なものになるじゃないかと恐れていました。
そして そんなひとりのファンとしての不安は アルバムの最後の曲を聴き終えるころには まったくどこかに消え去っていました。
それどころか むしろ 以前の作品よりさらに詩の世界が進化し、音を含めた塊は 余分な部分がそぎ落とされていったようにも感じられた。
うれしかった。そうきたか!と。
いろいろな出会いは 確実に自分のコアな部分を見つめ直すエネルギーになっているではないかと思わせる今回のニュー・アルバム、最高です。
このアルバム発売記念のライブは いろんなところで行われます。
僕は11月23日 芦屋仏教会館(名前がなんかすごいけど、レトロで良さそうな建物です)でのライブに行く予定です。
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このニュー・アルバム 一曲目 聖なるコーラスのようなイメージなんですが タイトルが「THE END」
これはどういうことなのか と 受け手の想像力を道連れに 空想と現実を2重にも3重にも絡ませながら ふわ~っとこぼれてきたかのような詩と音が染み込んでいく。
じっくり聴きこんで 噛みしめ 味わいたいと思います。

青葉市子さんHP
http://ichikoaoba.com/

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